南ア深南部前衛 袴越(1051.9m) 2015年12月5日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 12:10 林道終点−−12:13 林道−−12:50 送電鉄塔直下−−12:52 送電鉄塔−−13:01 送電線巡視路を離れる−−13:09 尾根に乗る−−13:25 トラバース−−13:28 尾根に乗る−−13:53 袴越 13:58−−14:29 送電鉄塔−−14:47 林道終点

場所長野県下伊那郡天龍村
年月日2015年12月5日 日帰り
天候
山行種類林道+送電線巡視路+藪山
交通手段マイカー
駐車場林道終点に駐車可
登山道の有無送電線巡視路以降は道無し
籔の有無ほぼ藪無し
危険個所の有無急な尾根あり
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
ここをクリックしてダウンロード
コメント北西尾根を利用。途中まで送電線巡視路(林道)あり。送電鉄塔より先にも巡視路は続くが尾根を巻いてしまうため急斜面を遭い上がる。その後も急斜面が時々登場。山頂には文字が消えたMWV標識あり




林道終点 予想通り巡視路入口あり
巡視路を登る 廃林道に出ると上水道施設?あり
廃林道を登る 腐った木の桟橋は滑りやすい
林道分岐多数あり。山頂に近付く方向に適当に選ぶ 倒木
送電鉄塔直下。林道を離れて斜面を上がる 送電鉄塔。これより尾根歩き
巡視路標識 巡視路
720mで尾根が急峻となり右の巡視路に進んでみる 小尾根から目的の尾根に復帰。かなり急傾斜
尾根に戻る 地形図では読めないが820m付近も急峻
850m峰 850m先の斜面。尾根ではなくなっている
左に巻いて北西尾根を目指す 北西尾根に乗る。下に白いガレあり。いい目印
尾根を登る。藪無しで歩きやすい 1000m付近で左手が開ける
西側の展望 奥のピークはたぶん茶臼山付近
もうすぐ山頂 袴越山頂
文字が消えたMWV標識 裏面。あれ? MWVって裏に署名あった?
帰りの820m付近。尾根を間違えて急斜面トラバース 720mのかなり急な下り。木に掴まって安全確保
鉄塔到着 帰りは林道ショートカット
巡視路入口到着


 山名は「袴越」。ちょっと変わった名前の山だが地形図に山名が記載された山だ。地形図では登山道は書かれていない。飯田線伊那小沢駅の裏山で十久保集落から北西尾根を登るのが一番労力がかからないと見た。この尾根の標高710m地点には送電線が通っているので鉄塔への巡視路があるはずで、その起点は十久保集落奥の車道終点だろうと予想した。

 天竜川沿いに下り伊那小沢駅を通過すると道幅が一気に狭くなりすれ違い困難に。十久保集落へ上がる鋭角に右に曲がるカーブは1回で曲がりきれず切り返し。あとは終点まで進むだけ。終点直前でダートに変わるがすぐに林道終点の広場に到着。予想通り巡視路入口標識があった。

 ちょっと頼りない細い道をジグザグに上がって尾根に出ると地形図に記載が無い廃林道が登場。上水道施設らしき小型の建物もあった。巡視路標識は廃林道を上がるように方向を示している。すぐに木製の桟橋を渡るが表面がコケに覆われ滑りやすい。まだ朽ち果てていないので人間程度なら通過可能だが車の重さには耐えられないかも。

 廃林道を進むとあちこちで分岐が登場。地形図には林道は記載されていないが、この尾根の北側斜面は網の目のように林道が張り巡らされている。分岐が登場するたびに山頂に近づきそうな林道を適当に選んで進んでいく。巡視路案内標識は見かけなかったので、もしかしたらずっと林道直進が巡視路なのかもしれない。

 やがて右手の尾根上に送電鉄塔が登場。鉄塔のほぼ直下まで林道歩きだった。まだ林道が続いているが山頂とは逆方向に鋭角に折れ曲がっていて距離がもったいないので植林斜面を登って鉄塔の根元へ出た。この標高だとまだ笹は無い。

 送電鉄塔に出ると巡視路が登場。しかし私の出発地点からここまでどのように巡視路がつながっていたのか結局不明のままだった。まあいいか。この先はしばし尾根上の巡視路を進む。

 ピークを東側から巻いて次の標高710m地点で尾根が立ち上がるが巡視路は次の送電鉄塔へ向けて右側を巻いて進んでいく。直進方向の尾根はかなりの傾斜で直登できないことはないがかなりヤバそうで、とりあえずは巡視路を進んで斜面の傾斜が緩む場所を探すがどこも急なまま。それでも小尾根を回り込むところが唯一マシな傾斜なので尾根に取り付いて高度を上げる。ここは急なのに植林されていて木に掴まりながらジグザグに登って目的の尾根に出ることができた。

 地形図だとまだ先に急な登りが待っているが当面は緩やかな登りかと思いきや、地形図では現れないが標高800m付近で急な登りが登場、左に巻き気味に通過した。

 標高850mでバラけた斜面の登りに変わるが、急だしタダの斜面を登るより尾根上の方が歩きやすいので左にトラバースして北西尾根に乗りなおすことにした。獣道らしき筋があるし藪は無いしで適当に斜面を歩ける。北西尾根上に出ると眼下の谷には白い崩壊地。目立ついい目印で帰りはこれが見えたら左にトラバースすればいい。

 しばし歩きやすい尾根は続くが細かい尾根が合流するので下山時はそちらに引き込まれないよう要注意。標高1000m付近で右手斜面の樹林が開けて展望が得られるが土地勘が無いのでどの山が見えているのか全く分からないのが残念だ。

 右側の足元が崩れた小さな痩せ尾根を左から巻いて登り切れば袴越山頂に到着。意外なことにMWV標識があった。これをこのエリアで見るのは久しぶり、いや、初めてかもしれない。表面の文字は完全に消えているが、何故か裏側には明瞭な文字が残されていた。MWV標識は普通は木に付いているので裏面は見えないので登頂メンバーの名前が記載されているのが通例なのか知らないが、古びているとは言えこれだけ明瞭に残っているということは設置当時に書かれた文字ではなく後から書き加えられたものかもしれない。山頂標識はこれだけだった。ほとんど訪問者はいないらしい。

 帰りはほぼ往路を戻った。ただしできるだけ尾根通しに下っていく。標高820m地点では尾根を間違えて北側に引き込まれてしまい、途中で気付いて急斜面をトラバース。送電巡視路に合流する直前の急な尾根は強引に直上を下ったが、立木が多いのでそれを利用すれば安全確保はOKだった。下れたのだから登りはもっと容易だったはずだ。下から見上げると厳しそうなのだが。

 送電鉄塔に出てからは林道歩きだが、逆戻りするように折り返す場所は林道を歩かず植林斜面をショートカットした。杉の植林で下草は無く、間伐材さえ放置されていなければ歩きやすい。数か所をショートカットしたが、あまり大きな節約にはならなかったような。

 上水道施設を通過して林道終点のマイカーへ。今回も誰とも会わなかった。
 

 

都道府県別2000m未満山行記録リストに戻る

 

2000m未満山行記録リストに戻る

 

ホームページトップに戻る